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看護師の転職はいつがベスト?求人が増える時期とタイミングの見極め方

ナースレコナビ編集部

「転職するなら、いつ動き出すのがベストなんだろう」——看護師の転職活動を考え始めたとき、多くの人が気になるのがタイミングです。この記事では、看護師の求人が増えやすい時期の傾向と、退職を切り出すタイミングを考えるうえで知っておきたい法律・就業規則のルールを、公的データをもとに解説します。

看護師の有効求人倍率はそもそも高水準

厚生労働省「一般職業紹介状況(職業安定業務統計)」の職業別有効求人倍率(パートタイムを含む常用)によると、保健師・助産師・看護師を含む医療職の有効求人倍率は2023年時点で年間平均2倍を超えており、求職者1人に対して2件以上の求人がある状態が続いています。さらに、採用活動が特に活発になる12〜3月には、有効求人倍率が2.1〜2.5倍まで上昇する傾向がみられます。

つまり看護師は、他業種と比べて「求人が枯れる時期」自体がほとんどない職種です。「今は時期が悪いから」と転職活動そのものを先延ばしにする必要性は薄く、まずは自分の状況が整ったタイミングで動き出すことが基本になります。とはいえ、同じ動くなら求人の選択肢が広がりやすい時期を知っておいて損はありません。

求人が増えやすい時期の傾向と理由

医療機関の多くは、新年度が始まる4月と、下半期が始まる10月に向けて人員体制を整えます。そのため、これらの入職時期をターゲットにした求人は、次のようなタイミングで動き出す傾向があります。

  • 1〜3月:4月入職(新年度スタート)に向けた求人が集中しやすい時期。年度替わりでの退職者の欠員補充も重なりやすい
  • 7〜9月:10月入職(下半期スタート)や、賞与支給後の退職に伴う欠員補充の求人が動きやすい時期
  • 6月・12月前後:夏季・冬季賞与の支給後は退職者が増えやすく、その欠員補充で求人が出やすい

一方で、4月・12月そのものは在籍している看護師の異動や新卒配属が落ち着いていない時期にあたり、求人数が相対的に少なくなりやすいともいわれています。ただし、これらはあくまで一般的な傾向であり、施設の状況(急な欠員、増床、新病棟の開設など)によっては時期を問わず好条件の求人が出ることも珍しくありません。時期にこだわりすぎるより、気になる求人が出たタイミングで比較検討できるよう、転職サイトに登録して情報を追える状態にしておくことが実務的には有効です。

経験年数・状況別に考えるタイミング

就職・新卒から1〜3年以内

臨床経験が浅いうちの転職は、応募できる求人の選択肢が限られやすい傾向があります。ただし、心身に無理を抱えたまま在籍し続けることが本人にとって最善とは限りません。転職を繰り返す看護師の方必見!転職回数が多い場合、再就職への影響はでも触れているとおり、早期の転職自体が即マイナスになるわけではなく、次の職場選びで同じミスマッチを繰り返さないことの方が重要です。

ブランクがある場合

出産・育児などで一定期間離職していた場合は、復職しやすい時期にこだわるよりも、ブランク明けの就業をサポートする研修制度やナースセンターの復職支援など、受け入れ体制が整った職場を選ぶことの方が優先度が高くなります。

「今の職場が限界」で急いでいる場合

体調やハラスメントなど、緊急性の高い事情がある場合は、時期を待たずに転職サイト・エージェントへの相談を優先すべきです。転職サイトは常時求人を保有しているため、時期を問わず相談を始められます。

退職を切り出すタイミングを決める2つのルール

求人への応募タイミングと合わせて考えておきたいのが、現職をいつ辞めるかです。ここには法律上のルールと、就業規則上のルールという2つの基準があります。

就業規則では「1ヶ月前」の申し出が一般的

多くの医療機関の就業規則では、「退職日の1ヶ月前までに申し出ること」と定められています。円満退職や引き継ぎのためには、この就業規則に沿って早めに意思表示をするのが基本です。

民法上は「2週間前」の申し出で退職が成立する

一方、民法627条1項では、期間の定めのない雇用契約について「いつでも解約の申し入れができ、申し入れの日から2週間を経過することで契約が終了する」と定められています。就業規則が1ヶ月以上前の申し出を求めていても、法律上はこの2週間という期間が労働者の退職の自由を保障する規定として優先されると解されています。ただし、実務上は引き継ぎトラブルを避けるためにも、できる限り就業規則に沿ったスケジュールで退職の意思を伝えるのが望ましいでしょう。転職活動全体の流れは看護師転職の流れ完全ガイドでも詳しく解説しています。

まずは求人が出た時点で比較できる状態にしておく

看護師の有効求人倍率は年間を通じて高く、時期を問わず一定数の求人が存在します。「1〜3月・7〜9月は求人が動きやすい」といった傾向はあるものの、それ以上に大切なのは、気になる求人が出たタイミングを逃さないことです。転職サイトに登録しておけば、非公開求人を含めた最新情報を継続的に受け取れます。人気の看護師転職求人サイトおすすめランキングを見るから、自分に合ったサービスを探してみてください。

この記事の主な情報源

制度・統計は今後更新される可能性があるため、最新の情報は各発表元の公式ページもあわせてご確認ください。

よくある質問

Q. 看護師の転職に「向いていない時期」はありますか?

有効求人倍率が年間を通じて高水準のため、他業種のように「求人がまったく出ない時期」はほとんどありません。ただし4月・12月は在籍者の異動や配属が落ち着いていないため、求人数が相対的に少なくなりやすい傾向があります。

Q. 今すぐ転職したい場合、時期を待つべきですか?

体調やハラスメントなど緊急性の高い事情がある場合は、時期を待たずに転職サイト・エージェントに相談することをおすすめします。看護師の求人は通年で一定数存在するため、思い立った時点で情報収集を始めても不利にはなりにくいです。

Q. 退職の意思表示は、いつまでに伝えればいいですか?

民法上は退職日の2週間前までの申し出で契約終了が成立しますが、多くの医療機関の就業規則では1ヶ月前までの申し出を求めています。引き継ぎトラブルを避けるためにも、できる限り就業規則に沿ったスケジュールで早めに伝えるのが望ましいでしょう。

Q. 4月・10月入職を狙う場合、いつから転職活動を始めればいいですか?

一般的には入職希望月の2〜3ヶ月前から情報収集・応募を始めると、書類選考・面接・退職手続きの期間を確保しやすくなります。4月入職なら1月頃、10月入職なら7月頃から動き出すのが目安です。

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