目次
新人看護師のみなさん。先輩看護師との人間関係は上手くいっていますか。
退職理由で職場の人間関係に疲れたからという理由をよく聞きます。
誰もが職場で円滑な人間関係を築きたいと思っているはずです。
新しい職場で勤務が始まり、看護業務に対する心配はもちろんあると思いますが、それと同じくらい不安なのは、先輩看護師との関係だと思います。
学生時代の実習でも厳しい看護師がいたように、同じ病棟にも厳しい先輩看護師がたくさんいます。
看護師の仕事は人の命を扱うとても大変な仕事です。ですので、先輩看護師が厳しくなるのは当たり前です。
そんな先輩看護師と少しでも円滑に関係を進められるように、少しでも好かれるようにしたいですね。
看護師は女社会。同性なので分かり合えることはたくさんあります。しかし、一度関係がこじれると後が厄介です。人間関係がうまくいけば、楽しく仕事をすることができます。
それに先輩との関係が良ければ、フォローしてもらえることもありますし、失敗しても許されることだってあるかもしれません。
あなたの周りにもなぜか先輩に気に入られている人がいるのではないでしょうか。嫌われる新人看護師、好かれる新人看護師、何が違うのでしょう。
愛される新人看護師になるためのコツをお伝えしたいと思います。
今日から、好かれるコツを実践して愛される新人看護師を目指しましょう。
挨拶、返事は忘れずにしましょう
挨拶、返事は基本中の基本です。挨拶ができない人は確実に嫌われます。しかし、意外にもこれができていない新人看護師さんは多いです。
情報収集している時や、カルテに記録を入力している時に先輩看護師が通りかかったけど、気づかなかったという経験はありませんか。
何かに必死になっている時に声をかけられて、気づかなかったという経験はありませんか。新人の時は自分のことに必死になってしまいがちですが、視野を広くし、先輩が通りかかったら自分から挨拶ができる余裕を持ちましょう。
笑顔で挨拶、返事をされて嫌な思いをする人はいません。挨拶は社会人の基本です。
誰にでも、明るく元気に挨拶をできる看護師になりましょう。
素直な態度をとりましょう
新人看護師さんは叱られたり、注意される場面がたくさんあると思います。自分に非がないのに怒られることもあるかもしれません。
しかし、叱られたからといって不機嫌になってはいけません。先輩看護師はあなたのことを思って、注意してくれたり、指導をしてくれているのです。
謝る必要がある時はちゃんと謝りましょう。素直に先輩へ感謝の気持ちや、うれしい気持ちを表しましょう。
「でも」や「だって」と言い訳を言ってはいけません。普段の生活でも言い訳ばかりする人は嫌われますよね。
アドバイスを素直に聞き入れることができて、素直にお礼や謝罪をできる人を嫌う人はいません。先輩のアドバイスを受け入れ、何がいけなかったのか反省することは、自分自身の成長にもつながります。
常に素直な態度で接するようにしましょう。
積極的に学ぶ姿勢を見せましょう
新人看護師は仕事が上手くできなくて当たり前です。しかし、仕事を覚えようと努力することが大切です。
また、先輩の指導やアドバイスを真剣に聞き、それに応えようとする姿勢も大切です。分からないことは素直に質問し、まだ経験したことのない看護技術を見学したい、または経験したいと先輩に伝えてみましょう。
もちろん自分で勉強したあとに聞くようにしてくださいね。自分で努力もしないで、ただ質問にくる新人看護師は嫌われます。
「勉強したけど、ここだけがどうしても分かりません。教えてください。」というように、自分の努力も伝え、尚且つ積極的に質問できる新人看護師は愛されます。
失敗を恐れて消極的になる新人看護師さんは多くいます。たとえ失敗してしまっても、学ぼうとする態度や、前向きに努力する姿勢を先輩は必ず評価してくれます。
同じ過ちを繰り返す新人看護師は嫌われる
先輩も入社当初は新人看護師だったので、自分も昔はできなかったという経験があるため、新人のミスには寛容です。
しかし、何度も繰り返し同じミスをすることに対しては厳しいです。
「学習能力がない」「反省していない」「人のアドバイスをまったく聞いていない」と思われてしまいます。
何度も指導しているのに毎回同じミスをされると、指導している先輩も指導する気力を失います。
指導する側も自分の指導が悪いのではないか、と不安になります。
同じミスを繰り返さないように、なぜ自分がそのミスをしてしまうのか、自分の行動を振り返りましょう。
そして、どうしたらミスせずにできるのかしっかり考え、行動できるようにしましょう。
報告、連絡、相談は確実にしましょう
「ほう・れん・そう」は社会人の基本です。特に新人看護師の場合、自分では判断できないことが多々あると思います。
忙しい業務の中で先輩を探して、報告、連絡、相談をするのはなかなか大変なことです。
それに、先輩看護師も忙しいと話を聞いてくれなかったり、嫌な顔をしたりするかもしれません。しかし、「ほうれんそう」しなくて重大なミスをするよりは、して怒られる方が100倍マシです。
先輩も新人看護師が情報を共有してくれない、どこで何やっているのか分からないという状況の方が困ります。
報告、連絡、相談は確実にしましょう。しかし、場の空気を読むことも大切です。他の患者さんが急変中に全く関係のないことで報告してしまう、なんて事のないように。状況を考え、そして優先順位をつけて報告、連絡、相談できるようにしましょう。
プライベートの誘いにも時々応える
これは、絶対ではありません。もちろんプライベートの時間まで職場の人に会いたくないという人はいると思います。
しかし、職場以外の場で先輩と会話することは、先輩との関係を深める良い機会です。
先輩の意外な一面を見つけたり、共通の趣味が見つかったり、普段は怖いけどお酒の席ではとても気さくだったりと、仲良くなるきっかけとなるかもしれません。時々で良いので、誘われたら職場以外でも会ってみましょう。
まとめ
職場での人間関係はとても重要です。愛される看護師になるためのコツ、嫌われる人の特徴をまとめてみましたが、いかがでしたか。
先輩看護師はもちろん、医者との関係も良好にできると、困ったときに質問や、助けを求めやすくなりますし、フォローもしてもらえます。
愛される新人看護師になって、楽しく仕事をしてほしいと思います。