新人看護師でも転職は有り?メリットとデメリット

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新人看護師が1年以内で離職…多くの病院で常識とされているのが、看護師の離職+転職です。個人クリニックでは15年、20年と長期間働き続ける看護師さんが当たりまえになっていますが、病床数が300、500という大病院では常に看護師の入れ替わりがあります。

とはいえ、入職1年目それも新卒での離職…これにはメリットとデメリットの両方があることをご存知でしょうか?

新卒の離職率は7.5%

2014年度内(2014年4月~2015年3月)にどれだけの新卒ナースが離職したのか…という調査を行ったのは、日本看護協会。140万人の看護師と准看護師のうち60~70万人の会員がいる、と言われている看護師の集まりです。

全国8,000の病院(クリニックではない)のうち、2,800もの病院から回答を得たところ、全体で7.5%の新卒入職ナースが職場を辞めていることがわかりました。

細かく見てみると、99床未満の病院では14.9%が離職。100~199床では10.7%。200~299床では8.7%と続き、それ以上は6%~8%となっています。つまり、小型病院での定着率の悪さが明らかになったのですが、中には恩賜財団済生会といった10.3%にも上る大規模病院もあります。ただ、済生会病院の場合は全国に99もの施設があり、病院船(診療船)まで所有、看護師人数も桁が多いことから特殊なケースと言われています。

新卒で離職…これは仕方のないこと

10人の新卒同期のうち、1年以内で1人が病院を辞めるのは異常でしょうか?これは仕方のないことと考えるべきでしょう。一般社会での離職率も全体にまとめると同じ程度。3年以内では30%が辞めてしまうといった調査結果もあります。

ただ、看護師の場合は病院入職でスキルを身に着けられますし、経験が積み重なることで職業意識も高まります。スムーズに仕事がこなせれば仕事への満足感にもつながるでしょう。ただ「自分はこれだけ仕事ができるから、その分の給料が倍増する」というわけにも行きません。

収入面では先輩ナースの話を聞けば自分の将来がなんとなくわかってしまうし、仕事の充実と忙しさも3年後5年後…となんとなく理解できるはず。それが先読みできるなら、早めに今の病院を切り上げるのは間違った選択肢とはいえないのです。

新卒離職にはメリット・デメリットが半々

新卒離職のメリットと言えば、やはり「自分の理想の看護師像」がはっきりできた、ということ。病院に勤めるのか、看護師として病院で働くのかで、考え方は大きく変わります。○○病院が気に入っていて、その職場雰囲気や仕事の内容、ロケーションや待遇などが生活のリズムにも合う…と言うならば、続けていけるはずでしょう。

それでも辞めたい…と思うのは「今の病院が合わない”何か”」があること。看護師仲間とのコミュニケーションなのか、上司が問題なのか、医師が問題か、患者やその家族が問題なのか、といったことかもしれません。

今いる病院には”デメリット”が多い、と感じたなら、それはストレスの原因がはっきりしたということ。問題解決のために早めに離職することで新たな看護師人生が開けるのですから、この決断はメリットと言えます。

早期離職のデメリットにはこんなことがある

逆に、デメリットと言えば…やはり「入職1年ももたなかったの?」という他人の評価。大規模病院ならば給与も高いだろうし、待遇もよく、ネームバリューもいい…なのにもったいない。こうした声を聞くことになるでしょう。自分よりも親、友人知人から心配されてしまうかもしれません。

病院とすればせっかくの新人を1年以内に手放すのは、大きな損失です。看護師は頭数が揃えばよいわけではなく、育成してより良い病院の花形にしたいもの。それが早期離職されると病院のイメージダウンにもつながるのです。ですから、転職の際にも「何があったのですか?」と応募先の病院面談で聞かれてしまいます。

よく言われることで「こらえ性がない」「辛抱が足りない」「耐性がない」などがありますが、せめて1年以上は働かないと何も身に付かない、というのが看護師という職業です。それに、次の職場に入職した際に新人扱いされない…というデメリットも出てきます。

転職とは、1人前になった看護師がするものです。自分はまだ0.5人前ですから…というのは通用しません。そこをはっきりさせて、覚悟のうえでぜひ離職転職するべきでしょう。

善は急げ、先輩や同期によく相談して決める。決めたら次は自分に合う病院を絶対に探す

転職しやすいのは9月から11月…多くの病院が次の年度が始まる前の秋口に看護師を確保したい、と考えます。これは、厚生労働省の窓口から各病院に連絡が入ることから。

病院では病床の数と看護師の数の割合をもとに、診療報酬を決めています。一人の看護師が受け持つ病床が多ければ看護師は仕事が忙しくなりますが、その分病院はコストを掛けずにお金を儲けることができます。ですが、その分看護師の仕事はきつくなり、しっかりした医療サービスが提供できません。

そのために、より多くの看護師を採用して診療報酬を上げて、患者も増やしつつ看護師の労働もきつくならないようにする…この基準に合致するかどうかが病院経営の大きな分かれ道でもあるのです。

新人1年目で離職して転職…これは、看護師がどうしても足りないという病院には願ってもないチャンスです。ですが、病院によっては「離職率が高い」ところもあります。せっかく転職してもまたすぐに辞めてしまった…では、もったいない。

そうならないためには、周りの人の意見を聞いて最終的には看護師の転職事情を良く知る「コンサルタント」に相談されるべきでしょう。看護師転職サイトに登録すると、転職先を紹介してもらえます。それも自分の希望や条件に合致した病院です。

もちろん、コンサルタントとはよく話し合わなければなりませんが、これからの看護師人生を考えて妥協せずにしっかりと選んでいくことが大事なのです。

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