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最近では、働き方について、政府で改革が進められています。その人にあった働き方が出来るように、様々な提案がなされ、実行されています。
看護の世界でも同様で、昔とは違った形態も見られるようになってきました。
その中でも注目を集めているのが、フリーランス看護師という働き方です。
今回はフリーランス看護師について、どのような働き方なのか、どのような人に向いているかなどを詳しくご紹介します。
フリーランスとは?
フリーランスとは、特定の企業や組織、団体に所属しておらず、自らの才能や技術を提供する事によって収入を得る個人事業主の事を言います。
看護師の世界では、病院やクリニック、施設や企業などに所属し看護を提供する方法が一般的です。
フリーランスとは、病院や企業、施設などに所属しないで働く事を指します。
フリーランス看護師の仕事
看護師の免許を生かして、単発のアルバイトを行ったり、不定期で応援にいったり、行事やイベントの時に添乗したり、自由に働くナースの事を言います。
具体的な仕事内容
フリーランスには様々な仕事があります。
1、健康診断
健康診断の時期に健診車に乗って地方を回ったりするお仕事です。採血が主な仕事内容となるでしょう。
この仕事は健康診断の時期に単発で入ることが多く、地方を回る時は宿泊する場合もあります。
2、訪問入浴
訪問入浴はチームで動かなくてはいけません。その中に看護師は必ず入ります。
浴槽を家に持ち込み、入浴を行うサービスです。
バイタルサインのチェックを行い、異常がなく入浴できるかを判断します。
実際の支援はヘルパーさんが行う事が多いようです。
3、ツアーナース
旅行に添乗するナースで、色々な添乗があります。例えば、夏休みに子供のキャンプを子供会で企画した際の添乗や、修学旅行で海外へ行く際の添乗、お孫さんの結婚式にどうしても出席したいお年寄りの添乗など様々です。
4、イベントナース
大きなイベントがある時に、救護室で待機し、急病人、けが人などの処置を行う仕事になります。イベントがある時間のみの仕事になります。
例えば、大きなマラソン大会やコンサート、スポーツの大会などです。
何事もなければ、救護室で待機して終了ですが、やはり人が多く集まる場所ではケガ人や急病人がでる事が多く、その場合は非常に忙しくなります。
5、応援ナース
もともといた看護師が産休で休む間、その人の代わりに働くナースです。
大体、半年から1年間の期間で働きます。
今ご紹介した以外にもまだまだ、単発の仕事は沢山あります。
フリーランスに合っている人
1、人見知りしない
基本、知らない人と働く事が多くなります。そのため、人間関係の構築を早く行えるほど自分の仕事も楽になります。
人見知りしてしまうとコミュニケーションがうまくとれず、仕事の効率も低下します。
2、向上心のある人
いろんな職場があり、都度、仕事内容を理解する必要があります。ただ、1からなんでも聞いていると、一人で仕事が出来るようになるまでに時間がかかってしまい、頭数の計算ができない状況になってしまいます。自分を高めようと努力し、普段から情報収集や学習などができる向上心の強い人が向いています。
3、責任感のある人
自分で請け負った仕事を最後までまっとうする力が必要になります。
また、責任感のある仕事をしていると、次回の仕事も入りやすくなります。
4、スケジュール管理が出来る人
フリーランスでは色々な職場を掛け持ちする事が多くあります。
そのため、ダブルブッキングなどしてしまうと信用問題になってしまいます。
自分のスケジュール管理は自分できちんと行わなくてはいけません。
5、精神的、肉体的にも丈夫な人
病気で休んでしまうと、契約先に迷惑をかけるばかりか、収入にも影響してきます。
そのため、精神的にも肉体的にも丈夫な人が向いています。
6、自分の時間や人生を自分でコントロールしたい人
フリーランスは自分でスケジュール管理をするため、自分の好きな時間にプライベートを持ってくることができます。
自分の時間を有意義に使いたい人などにおすすめと言えます。
まとめ
看護師の業務内容はさほど変化はありません。
しかし、働く場所や働き方には様々な種類が出てきました。
フリーランスで働く看護師さんの特徴として、自分の時間を有効的に活用して、空いている時間に効率良く副収入を得たいと思っている方が殆どです。
また自分のスキルアップにも繋がるので、向上心の高い方も、フリーランス看護師として働いている方が多いです。
働き方を考える際、フリーランスという働き方も選択肢の一つに入れてみてはいかがでしょうか?