腕時計を見ながら脈を計る姿は、看護師のイメージに多い事でしょう。
必須アイテムと言われてる腕時計ですが、どうやら賛否両論あるようです。
今回は、そんな看護師のマストアイテム「腕時計」のメリット、デメリットについて考えます。
そもそも、腕時計は必要?
看護師になって、一番最初に覚える看護技術は、バイタルサインのチェックではないでしょうか?
このバイタルサインのチェックですが、看護師であるならどこで働いても必ず使う看護技術の一つです。
その中でも、脈拍と呼吸のチェックには時間が重要になってきます。
そのため、昔の看護師は必ず時計を持つことになっていました。
しかも、秒針のついたアナログタイプのものです。つけ方も決まっていて、左手の手首内側に文字盤を移動し付けていました。
こうすると、左手で患者の手を支えて、右手で触診しても文字盤が見えるからです。
看護師と腕時計は切っても切れない赤い糸で結ばれていました。
しかし、現在では様々な理由で腕時計を禁している所もあるようです。
腕時計賛成?反対?メリットとデメリット
腕時計を付けなくてはいけない?それとも付けてはダメ?
腕時計をすることでのメリット、デメリットをご紹介します。
メリット
- バイタルサインをいつ、どこでもきちんと測ることができる
- 検査の時間やカンファレンスの時間など、仕事の割り振りがしやすい
- 点滴の滴下数を合わせたりするのに必要
- 後から記録を書くのに時間を見ておくと思い出せる事が多く、記録が書きやすい
- 唯一個性が出せるアイテム
デメリット
- 移乗の際、患者さんの体を傷つけてしまう可能性がある
- 菌の温となってしまうので、不衛生
- 色々と触ることも多いので、汚れてしまうことが多い
- 水仕事も多いため、壊れやすい
- MRIの時に取り外しが面倒
腕時計をすることでの、メリット、デメリットは解りました。それぞれの意見はどちらも納得の行く物です。
必要な時もあれば、必要ではない時もあるようです。では、どういった時計なら理想なのでしょうか?
理想の時計ってあるの?
腕時計をすることでの、メリットやデメリットがあることが分かりました。
色々な問題もあるけど、やはり携帯できる時計も必要。そんな両方の問題を解決出来る時計はあるのか?
調べたところ、昔ながらの海中時計タイプの物がありました。
これですと、ポケットに入り、必要な時に取り出せて、移乗の際などには邪魔にならない。
しかも、クリップも付いていて、ポケットから落としてしまうなんて事もなさそうです。
デザインもカワイらしい物が揃っていました。使用している看護師も多く、種類も沢山出ています。
まあ、腕時計ではないのですが、使用する目的を考えると、腕時計である必要性は感じないといった所でしょうか?
まとめ
今回は、腕時計についてのメリット・デメリットをお伝えしました。
仕事の環境や内容によっては、つけた方がいい場合や、そうでない場合もあるかと思います。
今回ご紹介した海中タイプの時計ではなく、普通の腕時計を着けている看護師さんも沢山います。
男性の腕時計は女性の腕時計と比較すると、大きく角張ったものが多い傾向にあるため腕時計はオススメできませんが、女性物であれば小さく薄型のものも多くあります。
一番重要視しなければいけない事は、腕時計を着けている事によって、患者さんに起きるリスクをしっかり把握する事だと思います。
患者さんを車いすなどに移動させる際などには接触すると皮膚を損傷させてしまう可能性があります。
又手を洗うときには腕までしっかり洗わなければいけませんが、腕時計をしている事で、しっかり洗えず不衛生になってしまいます。
このようなリスクをしっかり考えた上で、ご自身の仕事の環境でご自分にあった物を選んでみてくださいね。